Baby Art(ベビーアート)とは…
1~3歳の乳幼児を対象として、五感を刺激して脳の発達を促すことを目的としたプログラムをもとにイベントを行っています。
自分で考え行動できる、決断できる、社会で活躍できる大人になるために…。
主体性だったり、人を思いやる気持ちだったり、自分で発想できたり…知識や教養を社会で活かすためには、人間形成の基礎が重要になってきます。
BabyArtで使う素朴な素材は、既成の玩具と違って「どうやったら楽しくなるかな?」と考えることが必要で、これをお子様が考える、そのプロセスが大切です。
そして素材を手に取って手指を動かすことでお子様の脳の発達に良い影響を与え、こころが育ちます。
即効性はなく継続することが重要です。
子どもの脳は3歳までに約9割できあがると言われています。
この時期に五感を刺激し、脳にいい刺激を与えることで自己肯定感が高まり、人間として生きていくうえで重要な基礎を育んでいきます。
子どものために親がやるべきことは自分らしさを大切にすること
未来の子どもたちのために我々は何ができるか?
将来を予測することが困難な時代には、主体的に判断し、問題解決を目指し、周囲と協働しながら新たな価値を生み出していくことが重要になります。
学校では教わらない大切なことを幼少期の早い段階からどれだけ子どもに体験させることができるのか?
体験のひとつとして、親と子が一緒にあそぶことは非常に大事な時間になります。
子どもはあそびを通して成⾧していきます。
ただし、親ができることは、あそびを「子どもに選択させる」こと、そして一緒に楽しむことです。親が決めるのではなく、子どもが自分で選ぶことが自立心を育みます。
そういう時間をつくることをぜひやっていただきたい。
後戻りできない、尊い時間を大切に!
「シナプス」をご存知でしょうか。
脳にあるたくさんの神経細胞をつなぐ役割をするもので、シナプスによって情報伝達できるようになります。
脳に刺激を与えることでシナプスの数を増やすことができ、子どもの能力のベースとなっていきます。
脳は3歳までにほぼできあがると言われており、この時期までに五感の脳を鍛えるBabyArtはとても有効であると考えます。
この時間はとても短いのですが、親も一緒に成⾧できるという点においても、人生の中で最も尊い時間になるのではないでしょうか。
自分らしく生きること
子どもは親から多くのことを吸収し、人間形成に重要なスキンシップを通して愛情を受けて情緒を安定させていきます。
子どもの情緒不安定は社会性を身につけることの障害にもなる可能性があります。
さらにいうと、子どもと接する親の情緒が安定していなければ、子どもはネガティブ性を吸収してしまい、脳の発達具合に悪影響を及ぼす、また好ましくない人格形成されやすい傾向にあるという研究成果もあります。
BabyArtは育児をする親のサポートまで考えて作られているところがポイントです。
親も子も自分らしく生きることを提唱しているBabyArtをお勧めします。
横浜国立大学名誉教授・医学博士
蝶間林利男